渋谷は怖いトコ

昨日に続いて今日も仕事帰りに寄り道。
まだ気分的に本調子ではないのと給料日後の金曜日ということもあって
渋谷へ行った。相変わらずスゲー人。とりあえずタワレコへ。
CDやら本やらとりあえず見て回る。デスキャブの3rdを購入する。
iPodショップにも寄る。iTMSカードを購入してさて土産でも買って帰ろうかという時。
声を掛けられる。で何か渡される。絵葉書だった。
ついつい受け取ってしまう。そのまま絵画展みたいなところに連れて行かれる。
地下にこんな場所があったのか。お高そうな絵が展示されている。
「綺麗だな〜」と感心していると店員に「一番気に入った絵はどれですか?」
と聞かれて妙な夕焼け掛かった住宅地みたいな絵が気になったのでそれを選ぶと
「なんでその絵を選んだんですか?!」と驚かれている様子。
「いや…ただ普通にいいなと…」。その絵は壁の隅に飾られた目立たない感じだったのだが
自分もどちらかというと目立たないしそもそも夕焼けが好きなのだ。
嫌な予感がしてきていた。次の瞬間…やはりなと思う。
店員は私を座らせて急に延々と絵について語り始めた。
出口がなかなか見えてこないままついにその時がやってくる。
「5年で60回払いでいかがでしょうか?」
その絵の左下に見える金額「120万」…。
あまりの熱心な店員に怯んでいると違う店員がやってきた。
そこで担当が変わる。だがもう我慢が近づいていた私は
「無理です。いいです。」と断る。「何がですか?金額?」
と言って店員は別の絵を持ってくる。
「こちらの絵。実はまだ展示前の絵なんですけどお客さんのために特別80万円でどうですか?本当なら展示前のものは販売しないんですけど今日はお客さんのために特別です。」
私はさらに怯むが「いえ。今日は買いに来たわけではないので。すいませんけど。」
するとここで3人目の店員が登場。今度の店員は若くてしゃべり方が少し篠原ともえが入っている。
だがさすがに我慢の限界。「すいませんけどもういいんで。」
すると「何でですか?まだ話し途中じゃないですか?こういう帰られ方が一番ショックなんですよ。」
あーすいません…」
でまた話が続く。しかも前の二人とほぼ同内容の話を延々に。
でも私は断り続ける。
すると一番最初の店員が戻ってきた。
そして再び話が始まる。だんだんうずうずしてくるのを感じる。
もう駄目。
「すいません。本当にもういいんで。こんな時間だし。」
7時過ぎに来て時間はすでに9時半に近い。
「何でですか?まだ話し途中じゃないですか。こっちも仕事でやってるんですよ。」
店員もそろそろ本性を現し始める。「じゃあお客さん。最後に。本当に最後なんで。」
このセルフもうすでに前の店員からも聞いている。いい加減にしろ。
「いえ。もういいんで。帰ります。」
ようやく店員もおれる。「わかりました。お送りします。」
最後に私は余計なことを言う。「まだ晩飯も食べてないんで」
定員「私たちも食べてません。ずっと仕事をやってますんで。」
で…ですよね…。申し訳ございません。
ようやく開放され外の世界はいつも通り人ごみでごった返している。
現実社会に戻った感じがした。ハチ公前ソースを買おうと思ったが
止めてまっすぐ帰宅。本当に散々な目に合った。